フルリモートワーク環境の会社に転職して感じたメリットとデメリット

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私はこれまでは週に3日程度の在宅勤務で働ける会社にいましたが、2022年にフルリモートワークの会社に転職をしました。入社して数ヶ月経っていますが、採用面接を含めてこれまでオフィスに行ったのは、入社日にPCや社員証を受け取った際の一度のみです。

今の会社に入社してフルリモートワークで働き始めてから半年ほどの期間ではありますが、良い点や悪い点、どういった仕事や性格の方が向いているのか、苦労した点などの体験した事をまとめてみました。


製造業や飲食などの出社しなければ業務が行えない業界とは異なり、私が働いているようなIT業界ではコロナウイルス感染者の減少後も比較的在宅勤務の導入が維持されていると感じます。

これからフルリモートワーク環境で働こうと思っている方は参考にしていただければと思います。

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おじんのざっとした経歴と仕事について

こちらでは私のざっくりとした経歴を紹介します。

・情報系の大学を卒業し、社会人歴10数年
・2回の転職を経て、現在は3社目
・情報・サイバーセキュリティを専門とした技術職
・現在の会社ではフルリモートワーク

前職の会社でも週の半分ほどは在宅勤務をしていたのですが、子どもが生まれたことをきっかけに転職し、今の会社に入ってからはフルリモートワークで働いています。フルリモートワークのための社内ツールとして、基本的にMicrosoft TeamsやSlack、メールを利用して業務を行っています。


在宅で仕事をしていますが、私と妻の両方がリモートワークのため仕事用の部屋を分けています。子どもが小さいため子ども部屋の用意をしていないのですが、今後成長して子ども部屋を設けた場合にどうやって仕事スペースを確保するのかは要検討です。

結果、2022年8月時点で入社して半年ほど経過していますが、フルリモートによる大きな問題はなく、どちらかというとメリットを大きく感じています。

フルリモートワークとは?

在宅勤務やテレワークなどと呼ばれる働き方でも、通常はある程度の頻度で定期的にオフィスで仕事をしていると思います。一方で、フルリモートワークでは、一切オフィスに行くことがなく業務を行える環境のことを指します。

日本の企業だとNTTグループが2022年6月に発表した働き方などが該当します。

今や時代遅れとも言われている転勤や単身赴任といった働き方を廃止して、日本全国リモートでどこからでも働ける環境を推進する試みです。まずは、2022年7月からNTTグループの主要7社の従業員である、約3万人に対して実施を進めることを明らかにしています。

リモートワークを基本とする新たな働き方の導入について | ニュースリリース | NTT
NTTグループは、「住む場所」の自由度を高め、ワークインライフ(健康経営)をより一層推進していく観点から、リモートワークを基本とする新たな働き方を可能...

私の友人でも技術者や営業職としてNTTグループに勤めている人がいますが、コロナウイルス流行後からほぼフルリモートになっています。特に小さな子どもがいる家庭では通勤時間が圧縮されるだけでも、保育園の送迎等で非常に助かっていると言っています。

正直、仕事内容や給料が同じであればフルリモートが実現できる会社で働きたい方も多いと思いますので、NTTの施策は優秀な人材の確保・維持や生産性の面で効果を上げそうです。

リモートワークのメリット

通勤時間が無くなる

個人的には一番大きく感じたメリットでした。家で仕事が出来るため、通勤時間がゼロです!!
今まで私は長時間通勤が嫌でオフィス近くの駅に住んでいましたが、通勤時間を全く気にしなくて良い上にこれまで通勤に利用していた時間をそのままプライベートな時間に活用できます。

往復の通勤に使っていた時間が1日1時間で1ヶ月20営業日と仮定すると、1ヶ月当たりで20時間、1年間で240時間、10年間なら2400時間も私的に利用できる時間が増えたことになります。
正直これだけで生活が豊かになったと感じます。まさにQOL(Quality of Life)の向上です。

私の場合はこの通勤時間に使っていた時間を、子どもの保育園の送迎や家事に時間を当てています。

仕事効率の向上

家でリラックスして仕事に取り組めること、周囲に自分しかいない環境であり、モニター等の業務環境も自由にできることから仕事効率が上がったと感じます。

これには、同僚に話かけられて中断されたりすることがなく、自分のペースで仕事ができる点もありそうです。リモートワークでは、基本的にチャットでコミュニケーションを取るため、緊急時以外は自分のタイミングで返信できるようになったことが理由です。

また、私がオフィスで仕事をする場合はノートPCをモニター1台に接続して業務を行うのですが、家ではモニターアームを利用して複数のモニターを使用できたりと業務環境を整えられる点も大きいです。


仕事後の疲労が少ない

個人的にリモートワークになってからは疲れにくくなったと感じます。

やはり在宅でのリモートワークではオフィス勤務と比べて余計な緊張がないため、同じ時間をかけて同じレベルの成果物を出したとしても疲労の度合いが少ないです。

これには、通勤準備の時間や通勤時間が無くなったこともあります。

リモートワークのデメリット

コミュニケーションが難しい場合がある

転職した当初からフルリモートワークでしたので、チャット上ではやり取りしている人の顔の表情が分からないため、人との距離感を掴みにくいと感じました。

また、オフィスで対面であれば気軽に聞けそうなことも、チャットや電話で聞くというのは相手のタイミングを読み辛いため若干の抵抗がありました。

雑談などで社内情報を交換する人も多いと思いますが、フルリモートワークだと自然とそのような機会も少なくなるために自分で機会を作っていく必要があります。私としては、入社直後に周囲と信頼関係を築くまでが少し苦労した点が最もデメリットを感じました。

家の環境を整える必要がある

在宅で仕事をするために、家で環境を働くための環境を整備する必要があります。

備品としては、机や椅子、パソコンを繋ぐモニターなどです。私の場合は、作業快適にするためにモニターを繋ぐためのモニターアームを用意したり、より使いやすいキーボードやマウスを用意したりしました。長時間座って作業する方は腰痛防止のため、椅子にはこだわっても損はないかもしれません。

また、我が家のように夫婦でリモートワークをしている場合では、同じ時間帯でオンライン会議がある際にお互いの音声が入ることを防ぐために部屋を分ける必要もあります。

フルリモートワークの会社で働いた所感

結論ですが、フルリモートワーク環境の会社を選んだことで非常に満足しています。

最も恩恵を感じているのは子育てについてです。
子供が家にいる場合は、基本的に私か妻のどちらかが見ている必要があるのですが、通勤していた時間を使って子供の世話もできるようになりました。

具体的には、前職では私がオフィスに出社した際は、21時過ぎの帰宅になってしまっていたため、保育園から戻ってきた後に子供が寝付くまでの全てを妻に任せなければいけませんでしたが、今では分担できるようになりました。

我が家のようにフルタイムの夫婦共働きで小さな子供がいて平日に保育園への送迎が発生する場合は、フルリモートワークでないと成り立たないくらいであると感じますこれからの数十年間を働いていく中で今の労働形態が続くかわかりませんが、少なくとも子供がある程度の年齢になるまでは、フルリモート環境で仕事を続けたいと強く思っています。

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