2023年にFXの取引で損失が発生したため、確定申告時の繰越損失の方法について備忘録として書いています。
正直、何度も申請したいものではないので、繰越損失の対応はこれを最後としたいものです。。
確定申告の際にFXの繰越損失をした方がよい場合とは?
前提としてFXの繰越損失を行ったほうが良い場合とそうでない場合があります。
海外FX業者では繰越損失ができないため、国内FX業者を利用して損失が出た場合のみ3年間の繰越が可能です。
私の場合は国内と海外の両方の業者を利用していましたが、今回損失が発生したのは国内FX業者であるため、繰越損失を行うこととなりました。
ちなみに、国内FXと海外FXは課税方法が異なり、国内FXは申告分離課税のために利益が増えても税率は同じですが、海外FXは総合課税のために利益が増えると税率も高くなってきます。
e-Taxでの繰越損失の手順
「申告書等の作成」で「分離課税の所得」項目の「先物取引に係る雑所得等」で入力していきます。
「入力する」を選択して押下します。
「1 所得区分」で「雑所得用」を選択します。
「2 取引の内訳入力」の取引の内容について「種類」を「外国為替証拠金取引」、「決済年月日」を「12月31日」、「決済の方法」を「差金決済」として入力します。
※写真では「差額」となっていますが、「差金」が正しいです。
下の表の収入の項目の「差金等決済に係る利益又は損失の額」で「マイナスをつけてその年の損失額」を入力します。改めて見ても132万円の損失は痛すぎる。。。
以上で繰越損失については入力終了となります。
もしも、その前年等もFXによる損失が発生し、繰越損失をしている場合は同画面内の一番下の表に記載する場所があります。その際は、繰越損失をした年度の項目に繰越損失額を入力します。
こちらの入力時は、マイナスを付けずに数字のみを入れることに注意してください。
コメント